国際子ども教育基金(CEFI)活動報告 vol.2 | |||||
2004年春、3週間のカブール訪問で出会った人や感じ たことを、機会あるごとに伝えていきたいと思っています。 |
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清貧の暮らしの中で品格をもって生きる 裸電球が一個つり下がっているだけのアパートの一室に家族は住む。隣には、兄の家族。この2家族7人のうち、職を得ているのはフェイマさん一人。一般的にカブールで教師の給料は月150〜200usd。約2万円で2家族が暮らしている。正座をして話を聞く子どもたちのまなざしは好奇心の光にあふれ、しつけも素晴らしい。客の前だけに置かれたわずかなキャンディーとみかん。あたたかなアフガン・ティーが心にしみわたった。今のアフガニスタンでは、復興景気に関係なく、真面目に生きている人ほど、貧しい生活を強いられている。そんな人たちがストリート・チルドレンの教育に汗を流している姿を見て、自分にも役に立てる場があることを悟った。 (片岡弘子) |
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▲バザールで子どもたちに声をかけて歩くフェイマさん。 | |||||
アフガン子ども教育・母親識字教育支援金確保に向け、心を引き締め、夏の汗を流します。 多くの人に生かされて今年で57歳。世にいう還暦まで後3年、これは大変! と少々あわてています。 人生、少しはお返しして生きなければと思いつつも、本格的な支援活動のスタートが3年前。最初は本当にできるのかという不安がありましたが、支援の輪の広がりの中で、皆様に元気をいただきながらやっています。 アフガン子ども教育支援に始まり、母親識字教育、そして、今秋には、移動診療所(モバイル・クリニック)をスタートさせたいと考え、資金調達に乏しい知恵を絞っています。 病気の子どもを抱いて、遠距離を徒歩で無料診療所にやってくる母親。自己負担の薬代が払えず、診療無料の政府の病院にさえ行けない貧しい母親たち。助けを求めている人々の方へ、こちらから出向いて活動する。これは春にスタートしたモバイル・ワーク・ショップ(移動教室)と全く同じ姿勢です。 私たちができることは、皆様に喜んでいただける品を正直に提供し、それを購入していただき、支援資金を調達することです。支援の主役は皆さま一人ひとりです。ご協力をよろしくお願いいたします。 (高原アート館八ヶ岳 館長 向村春樹) |
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▲「母と子の無料診療所」には、 朝早くから列ができる。 | |||||
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